きゅうりの植え付け時期は?初心者でも失敗しないベランダ菜園のコツ!

きゅうりの植え付け時期は?初心者でも失敗しないベランダ菜園のコツ!

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きゅうりの植え付け時期って実はとても重要です。きゅうりは早ければ3月の終わりから苗が出始めますし、種の場合は年中売られています。

思い立った時にきゅうりを植えようと思っても、特に初心者さんには難しい壁がたくさんあります。

家庭菜園初心者にとって、何に気を付ければいいのかっていまいちピンときませんよね。

この記事では、家庭菜園初心者さんでも簡単にきゅうりを育てられるように、大事なポイントをまとめました。

この記事で分かること

  • きゅうりの植え付けの時期
  • きゅうりのベランダ栽培に必要なもの
  • 初心者向けきゅうりの苗の栽培方法
  • きゅうりの病気について

ベランダで家庭菜園をするときの必要なものから、初心者でも失敗しにくい苗選びのポイントまで紹介します。

せっかくの野菜、美味しく食べることができてこそ成功ですよね。家庭菜園を始めたい方は是非チェックしてみてください。

   目次

きゅうりの植え付けの時期は?

きゅうりの植え付けの時期は5月〜6月上旬おすすめです。

 

しかし、きゅうりを植える時期として一番多く言われているのは4月だったりします。それなのに5月がおすすめとお伝えするには理由があります。

 

きゅうりの栽培の方法は2種類あるんですよ。

 

~~~~~

・種まきから育てる

・苗植えから育てる。

~~~~~

 

の2種類で、

種まきは文字通り、きゅうりの種を撒いて育てる方法

苗植えはある程度育っているきゅうりを植える方法

です。

 

種から育てるとなると、苗を植える頃より早く植え始めなくてはいけないですよね。それが4月なんです。つまり私がお勧めしているのは、5月頃に苗植えをしよう!ということですね。

 

◆種まきからのメリットとデメリット

種栽培のメリットは、

 

~~~~~

・袋の中にたくさん種が入っている。

・価格が安いこと。

・芽から育っていく過程を一番初めから楽しむことができる

~~~~~

 

がメリットです。

 

デメリットは、

 

~~~~~

うまく種から芽が育たない。

大きく育つ前に枯れてしまう。

~~~~~

 

ということがあります。

 

そのため初心者さんはある程度大きくなった苗から育てるのがおすすめというわけなんです。

 

MEMO
種まきをして何もないところに芽が出ているのを見つけると、とっても嬉しい気持ちになりますが、確実に大きく育てたいという時には苗植えを選ぶようにしましょう。
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きゅうりをベランダで植えるには何が必要?

 

きゅうりをベランダで育てるために必要なものは

 

  • プランター
  • 野菜の土
  • 鉢底石
  • きゅうりの苗
  • きゅうり用のネット
  • 支柱
  • 肥料

 

です。

 

一つ一つ見ていきましょう。

 

プランター

ベランダで育てるには必須のアイテムですね。プランターにはいろんな種類がありますが、野菜用というものもあります。

 

野菜用はお花のプランターと違い深さがあります。

 

きゅうりはあまり深く根を張るタイプの野菜ではありませんが、栄養を取る土がたくさんある方が育てやすいので、野菜用のプランターを準備しましょう。

 

幅も60cmの広いものを選ぶ方が安定もするのでおすすめです。

 

鉢底石

これはプランター内の水はけをよくするためのものです。土を入れる前の一番底の部分に入れることになります。

 

プランターの中には、網のようなものが付いて売られているものもあるので、その場合は網が鉢底石代わりになるので不要です。

 

鉢底石もいろんなものがありますが、軽量タイプのものが扱いやすくておすすめです。

 

野菜の土

土にもいろんな種類があり、お花用やトマト用など特定の野菜に特化したものもあります。「野菜に適している」と書いてあればなんでも大丈夫です。

 

プランターにどのくらいの量の土が入るかの記載があるので、それを目安に土を買いましょう。

 

きゅうりの苗

 

これがないと始まりませんね。どんな苗がいいとか、丈夫な苗の特徴などは後で詳しく説明します。

 

丈夫な苗の選び方を先に見る

きゅうり用のネット、支柱

 

きゅうりはツルを伸ばし、這いながら大きくなる野菜なので、ツルが捕まる場所が必要です。きゅうり用のネットと、それをくくりつけるための支柱が必要です。

ネットも支柱も100均にあるので探してみましょう。

ベランダの広さやきゅうりを育てる予定の周りの環境に応じてネットの貼り方もいろいろあります。

詳しくは育て方のところで紹介します。

 

肥料

 

きゅうりを育てていく中で、定期的に肥料を追加してあげなくてはいけない時があります。

肥料はいろいろ種類があるので、どれを選べばいいかわからないときは、野菜用のものと書かれているものを選びましょう。

きゅうり専用の肥料も売られているので、見つけたらそれを選ぶと間違い無いですね。

肥料の種類がいろいろあるのはそれぞれの植物に適した配合があるからです。

私もわからないときはいつもお店の方に相談して教えてもらっています。量もいろいろあるので、どのくらいの野菜を植える予定なのかも伝えると、ちょうどいい量と内容の肥料が買えますよ。

 

きゅうりは苗を使うと簡単!初心者向けの栽培方法

 

きゅうりは苗を使う方が簡単に育てられます。

 

理由は、

ある程度大きく育っている苗を植え付ける方がスムーズに育てていくことができる。

という事です。

 

今回はきゅうりの苗を使った栽培方法について紹介しますね。

 

手順1 プランターに土を入れます

 

①野菜用のプランターに土を入れます。

 

②プランターの底に網などが無い場合は、鉢底石を敷き詰めます。

 

③たくさんいれてしまうと、野菜の土を入れるかさが減ってしまうので、薄く引く程度で大丈夫です。

 

④そのあとは野菜の土をプランターの一番上から5cm下くらいまでたっぷり入れます。

 

プランターは元々ネットに入っているものを買うと、準備がしやすいですよ。

 

 

手順2 苗を植え付けます。

 

①買ってきた苗に水をたっぷりあげます。新しい土との馴染みが良くなるので忘れずにやっておきましょう。

 

②苗の方に水をあげたら、土を入れたプランターに、苗がしっかり入るくらいの穴を掘ります。穴が浅いと、根がしっかり埋まらないので、少し深いかもと思うくらいに掘る方が安心です。

 

③苗を取り出します。人差し指と中指の間で茎を挟み、ゆっくり逆さに向けてポットから苗を取り出します。

 

④ポットの形のまま開けておいた穴に苗を入れ、周りの土をかぶせます。茎周辺はしっかり押さえてまっすぐになるように植えましょう。植えてすぐの苗は不安定なので茎の近くから斜めに割り箸を刺すと苗と土が固定されて安定します。

 

手順3 支柱をたてます。

 

きゅうりはツルを伸ばして伸びていく野菜なので、ツルが引っかかれるように支柱やネットを立てておく必要があります。

一般的には2メートルくらいの高さの支柱を2本用意して、その間にネットを張るというような方法を紹介されているのですが、あまり高くしてしまうと収穫や管理が難しいという欠点が出てきます。

 

MEMO
高さはある程度自分が管理しやすい高さに抑えておいて、それ以降は横に伸ばしていくという方法をとった方がのちの管理のことを考えるとおすすめです。

 

支柱は苗の後ろ側に立てる方法が簡単で、二本の支柱をプランターの両サイドに差し、その間にネットを張りましょう

ちなみに私はきゅうりを植えた場所の奥部分に柱があるので支柱は立てずに柱に直接ネットをくくりつけてあります。

 

いろいろ支柱の立て方の種類はありますが、一番大事なことは、きゅうりが伸びてきた時に捕まるところがあることなので、周囲の環境に合わせて自由にネットを張ってみましょう。

このあたりにきゅうりを伸ばそう!と思うところにネットがあれば問題ないです。

 

たまに予想外の伸び方をしていろんなものを巻き込んでいくという不運に見舞われることもあります。私の母は一晩で物干し竿や洗濯バサミに巻きついてしまい、洗濯を干すスペースの一部がきゅうりになってしまったそうです。

 

きゅうりはとっても成長が早いので、毎日見てても飽きなくてたのしいですよ。

 

手順4 肥料をまきます。

 

苗を植えた直後は土も新しく栄養分もたくさんあるので肥料を与える必要はありません。

 

肥料を与える周期は、

 

大体、2週間ごと

 

です。

植えてから2週間が経った頃に、購入した肥料の一回分の分量を与えましょう。

 

天順5 摘芯します。

 

きゅうりを上手に育てるポイントは摘芯にあります。

 

摘芯というのは、

 

不要な部分を取り除く

 

ことです。

 

まずは節が5から6個出てくるまでは脇芽は摘芯していかなくてはなりせん。節というのはきゅうりの茎の部分から葉が出ているところのことです。

出展:サントリーフラワー

 

①葉の横から脇目が出てくるので全て刈り取っていきましょう。中には花が咲いたり、小さなきゅうりの元になるものができたりしますが、5から6節目までははとっていき主枝を伸ばします。

 

7節目以降は脇芽の部分も伸ばしていきますが、その先の2節まで伸びたところで切ってしまいましょう。

 

きゅうりの脇芽のことを子づると言います。それに対して主の方は親づるとよびます。また、子づるから伸びた脇芽は孫づるということになります。

 

ここまでの摘芯の方法をまとめると、

~~~~~

5から6節までの子づるは摘芯。すべて切り取ります。

7節目以降は子づるの2節目以降を摘芯。

~~~~~

ということになります。

 

ちなみに、孫づるが出てきた時も2節目で摘芯するようにしましょう。

 

手順6 きゅうりの収穫

 

ここまで頑張ればいよいよ収穫です。

一番最初にできたきゅうりは10cmくらい成長したところで収穫してしまってください。

ようやく実って嬉しい瞬間ですが、一番最初に出来た身を早い段階で取り除いてしまうことで、これからの実のつき方がよくなります。後からのきゅうりのための犠牲と思って思い切って取ってしまいましょう。

 

きゅうりの収穫の目安は、

 

大体20cmくらい

 

になったらです。

 

よく見る一般的なきゅうりの感じになったら収穫していきましょう。

 

名前

きゅうりが成長するにつれて、きゅうりについている花が枯れてくるので、花が枯れたら収穫、と覚えていてもいいですね。

 

きゅうりは成長が早く、あっという間に実が大きくなるので、気づいていなかったところにきゅうりがいきなり現れた!ということもあり、とても面白いですよ。

 

 

丈夫なきゅうりの苗を選ぶポイントは?

 

きゅうりの苗は早くて三月の末頃からホームセンターや園芸店で並び始めます。

 

丈夫なきゅうりの苗を見極めるポイントは、

・親ヅルの太さ。

・本葉の枚数

・双葉も緑が濃く、葉がしっかり広がっているものを選ぶ

です。

 

なるべく親ヅルが太く、本葉が4枚程度出ているものを選びましょう。

 

本葉とは発芽したときにでてきた葉ではなく、成長して出てきた葉のことを言い、きゅうりの葉は星型に似たような形をしています。一方の双葉と呼ばれるはじめて芽が出た時の葉は丸い形をしていて一番下に二枚ついています。

 

この双葉も緑が濃く、葉がしっかり広がっているものを選ぶようにしましょう。

 

3月末ころでも十分丈夫な苗を選べるのですが、5月の後半くらいの苗を選ぶのもおすすめです。5月後半頃の苗は大苗と呼ばれていて、出始めた頃の苗に比べて、かなり大きく成長しています。

 

苗によっては花が咲いていたり、小さな実ができているものもあります。苗が大きい分、

 

・植えてから収穫までが短くて済む

・失敗しにくい

 

というメリットもあります。

 

その分、金額的には100円から300円ほど高くなります。

 

MEMO
大苗の場合は本葉は4枚を遥かに超えてついているので親ヅル部分がしっかりしているものを選ぶようにしましょう。また、葉も緑が濃く茶色の斑点などがないものを選ぶといいでしょう。

 

【見出し3】

きゅうりの苗の育て方は?

 

記載内容→

https://sakata-tsushin.com/yomimono/tokushu/20170928_006718.html

 

サイトを参考にきゅうりの苗の育て方を記載してください。

 

~~ここから本文~~

基本的な育て方は先程紹介しましたので、ここでは、上手に育てるためのポイントを紹介します。

 

きゅうりは根が浅く広く張るという特徴があります。

 

そのため土の表面が乾いていたら、たっぷりと水をあげるようにしましょう。

 

乾燥を防ぐために土の上にワラをひく方法もあります。

 

ワラをひくことで乾燥が防げるほかに、土の温度が上がりすぎるのを防いだり、雨が降った時に苗に土が跳ね返るのを防いだりしてくれます。

 

苗に土が跳ね返ってしまうと病気の発生にもつながります。

 

こうしたワラはホームセンターの園芸コーナーに置かれていますよ。

きゅうりの病気について

 

きゅうりは育てやすい野菜の一つではありますが、特有の病気もあります。

 

きゅうりの代表的な病気は、

 

  • うどんこ病
  • べと病
  • 褐斑病

 

です。

 

それぞれの特徴を紹介しますね。

 

うどんこ病

うどんの粉のような白い斑点ができることからうどんこ病と名付けられたこの病気はとってもメジャーな病気です。

きゅうりの品種に「うどんこつよし」というものがあるほど、かかりやすい病気といえますね。

 

◆発生場所

うどんこ病は葉、茎、果実にでます。

 

◆原因

この広い粉のようなものは土や落ち葉に付着しているものですが、風に乗って植物につくことで発生してしまいます。

乾燥していて気温が高いところに発生しやすいので、しっかり水をあげることでかかりにくくなります。

 

◆対策

もしうどん粉病にかかったら薄めたお酢もしくは重曹を1週間ごとにスプレーします。

症状が治らない場合はかかっている葉を切り落としてしまいましょう。

 

べと病

淡黄色の小さな斑点が現れる病気です。

他にも淡黄色の斑点が出る病気がありますが、べと病の特徴は葉脈に沿って斑点ができることです。葉の模様の形に淡黄色の斑点ができているときはべと病と覚えておきましょう。

 

◆発生場所

葉のみに発生します。

 

◆原因

泥跳ねが原因なことが多いです。

また密植といって、狭い場所にたくさん苗を植えているとなりやすいです。

 

◆対策

伝染していく病気なので病気の葉を見つけたらカットしてしまいましょう。

専用の農薬もありますが無農薬で育てたいという人は、こまめに葉の様子をチェックしましょう。

 

褐斑病(かっぱんびょう

これはべと病とよく似ている病気で、症状や原因も同じです。

違いとしては葉脈に沿って淡黄色になる、べと病に対して、こちらは葉脈に関係なく斑点ができる特徴があります。

 

私もきゅうりを育てて葉に淡黄色の斑点が出たことがあります。

 

MEMO
私のきゅうりがかかった病気が褐斑病だったのかべと病だったのかいまだにわかりません。この二つの病気は原因や対策が同じなので、どちらの病気かを判断するよりは、淡黄色の斑点が出た時の対策をきちんと取ることが大切です。

 

炭疽病(たんそしょう)

同じく斑点が出る病気に炭疽病がありますが、こちらの病気はこれまでに紹介したべと病と褐斑病と少しタイプが異なります。

発生場所が葉だけでなく茎や果実にも出ることと、斑点が少しグレーから黒に近い斑点になります。症状がひどくなると穴が開いてしまうこともあります。

対策は褐斑病やべと病と同じなので、早めに病気の葉や果実を取り除きましょう。

 

きゅうりを病気から守るためにはどうすればいい?

 

きゅうりが病気になる原因は、

 

高温多湿の環境や泥跳ね

 

であることが多いです。

 

◆泥跳ね対策

ワラをひくことが有効です。

 

◆高温多湿の環境を避けるには?

 

~~~~~

・水はけが良くなるようにすること

・土の温度が上がらないようにすること

・風通しを良くすること

~~~~~

 

以上が必要です。

 

◆風通しをよくするには?

・プランターの置く場所をかえる

・重なっている葉をカットする

 

これらが有効です。

 

肥料のあげすぎも注意が必要です。分量や追肥のタイミングはしっかり守るようにしましょう。

 

まとめ

きゅうりは5月頃に出回る苗を使うと比較的簡単に育てることができます。

初心者の方にも簡単に育てられるようなきゅうりの栽培方法についても紹介しました。

発生しやすい病気の種類や対策も記載しましたので、様子がおかしいと思ったときには早めに対策をするようにしましょう。

自分で育てた採れたてのきゅうりはみずみずしくて本当においしいです。ぜひ挑戦してみてくださいね。

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