富士山登山の初心者は、登りに6〜8時間、下りに3〜5時間、合計で約10〜13時間かかるのが一般的です。
この記事では、富士山登山に初めて挑戦する方へ向けて、初心者が登頂・下山にかかる時間の目安をわかりやすく解説します。
実際に富士山登山を経験した視点から、ルート別の所要時間や、安全なスケジュールの立て方を具体的に紹介しています。
富士山 登山 初心者 何 時間あれば無理なく行けるのか知りたい。そんなあなたにこそ読んでいただきたい内容です。
登山ルートの選び方や山小屋の活用術、装備の準備方法など、必要な情報をたっぷり詰め込みました。
時間が読みにくい富士山だからこそ、大切なのは“余裕ある計画”。
この記事を読み終えるころには、自分に合った登山プランがイメージできるようになっているはずです。
さあ、あなたも安心して富士山登頂を目指しましょう!
富士山登山初心者は何時間かかる?コース別の所要時間を徹底解説
富士山登山初心者は何時間かかるのか、実際の登山スケジュールをもとに詳しく解説していきます。
①富士山登山初心者の平均所要時間とは
富士山の登山時間は、ルートや体力、天候などで変動しますが、初心者の平均的な所要時間は登りで6~8時間、下りで3~5時間が目安とされています。
つまり、往復10〜13時間程度はかかると見ておいた方が安心です。
特に初心者はペース配分が難しく、想定よりも時間がかかる傾向があります。
体力に自信がない方は、無理に日帰りを目指さず、余裕を持ったスケジュールを心がけることが大切です。
ちなみに、吉田ルートの上りは約6時間、下りは約3時間半が標準。
他のルートに比べて整備されており、山小屋も多いため、初心者にもっとも人気があります。
筆者も初めての富士登山は吉田ルートでしたが、途中で休憩を挟みながら、ちょうど11時間半ほどで往復できました。
ほんと、無理のないペースが一番なんですよね。
②日帰り登山の時間配分とおすすめルート
日帰りでの富士山登山を目指すなら、時間の管理がとても大切です。
登りに6時間、下りに4時間と考えると、少なくとも10時間は登山にかかることになります。
これに休憩や体調の変化を含めると、12時間程度のスケジュールを組んでおくのが安心です。
おすすめのルートは「吉田ルート」。
山小屋が多く、登山道も整備されていて、途中のトイレや休憩所も充実しています。
朝5時には登山口(5合目)を出発して、無理なく登れば、12時頃には山頂に到着するペース。
下山は13時頃からスタートして、17時頃には5合目に戻れるイメージです。
ただ、途中で高山病の兆候が出たり、天候が急変したりすることもあるので、遅くとも14時には下山を始めることが大切。
とにかく、時間に余裕をもって、無理のないペースを守ること。
登ることより、「無事に下りてくること」の方が大事ですからね。
③山小屋宿泊登山の時間スケジュール例
体力に不安がある方や、ゆっくり登りたい方には、山小屋に宿泊して1泊2日で登る方法が最適です。
一般的なスケジュールはこうなります。
時間 | 内容 |
---|---|
12:00 | 五合目出発 |
16:00 | 山小屋到着(7〜8合目) |
02:00 | 山小屋出発(山頂へ) |
05:00 | 山頂到着・ご来光 |
07:00 | 下山開始 |
11:00 | 五合目到着 |
山小屋では夕食をとって、早めに就寝。
夜中に出発するのはちょっと大変ですが、山頂で見るご来光は格別です。
時間にも体にもゆとりができるので、初心者にはとてもおすすめのスタイル。
特に天気が悪くなりやすい午後を避けて行動できるのが、安全面でも大きなポイントです。
④登りと下り、それぞれの平均所要時間
富士山の登山では、「登りより下りの方が楽」と思われがちですが、これが意外と違います。
登りはもちろん息が上がるし、脚にもきますが、自分のペースで進めるのが良いところ。
一方、下りはずっと傾斜が続くため、膝や足裏にかなりの負担がかかります。
平均的には、
- 登り:5.5〜7時間
- 下り:3.5〜5時間
が目安になります。
初心者の場合、登りは7時間近くかかることもありますし、下りでも足が痛くなって途中でスピードが落ちることもよくあります。
とにかく、「登った分だけ下らなきゃいけない」ということを忘れずに、体力を配分するのがコツ。
下山中に集中力が切れて転倒する人も多いので、焦らず、休憩もこまめに取るようにしましょう。
⑤吉田ルートの所要時間と特徴
初心者にもっとも人気があるのが、吉田ルートです。
このルートの特徴は、山小屋の数が多く、設備が整っていて安心感があること。
それに、登山道と下山道が分かれているため、迷いにくいというのも大きな魅力です。
所要時間の目安としては、
- 登り:約6時間
- 下り:約3.5時間
とされています。
登山口のある「富士スバルライン五合目」までは、河口湖駅や富士山パーキングからアクセスできて、初心者にもわかりやすいルートです。
山小屋で休憩をはさみながら、自分のペースで少しずつ標高を上げていけるのが良いところ。
また、吉田ルートはご来光が見やすいことでも知られています。
山小屋からでも見られますし、山頂まで頑張って登ったあとの朝日は本当に特別です。
登山者の数が多くて混雑することもありますが、裏を返せば「何かあっても助けてもらいやすい」ルートでもあります。
初心者にとっては、その安心感も大事なんですよね。
⑥富士宮ルートは短時間?日帰りに向いている?
静岡県側から登る富士宮ルートは、実はもっとも標高の高い場所から登り始めるルートです。
そのため、距離が比較的短く、所要時間もやや少なめに設定されています。
目安としては、
- 登り:約5.5時間
- 下り:約4時間
となっています。
ただし、このルートは登山道と下山道が同じため、登山者同士がすれ違う機会が多く、混雑時には注意が必要です。
また、道がやや急で岩場も多く、初心者にとっては思ったより疲れやすい傾向があります。
日帰りも不可能ではありませんが、体力に自信があり、天気も安定しているときに限定したほうが良いでしょう。
個人的には、初めての登山なら無理せず山小屋泊を選んだ方が安心。
時間的には短く感じても、標高が高くなるほど空気も薄くなるので、ペース配分は大事ですよ。
⑦須走・御殿場ルートの所要時間と注意点
「須走ルート」と「御殿場ルート」は、自然を感じながら静かに登れるコースとして知られています。
ただし、初心者にはやや難易度が高いルートでもあります。
まず、所要時間は以下の通り。
ルート | 登り時間 | 下り時間 |
---|---|---|
須走ルート | 約7時間 | 約3.5時間 |
御殿場ルート | 約8時間 | 約4.5時間 |
須走ルートは森林の中を抜ける景色が魅力的ですが、霧が出やすく、視界が悪くなることもあります。
また、登山者が少ない分、「道に迷いやすい」リスクも。
一方、御殿場ルートは登山口の標高がもっとも低いため、登る距離が長くなり、体力勝負になります。
景色は雄大で感動的ですが、経験や準備がないと途中で引き返す可能性も高くなります。
どちらのルートも、初心者が選ぶには少しハードルが高いため、最初は吉田ルートや富士宮ルートを検討するのが無難です。
時間が読みにくいルートほど、余裕のある行動が求められるんですよね。
富士山登山ルート比較表(初心者向け)
ルート名 | 登り時間の目安 | 下り時間の目安 | 特徴 | 向いている人 | 日帰り登山 |
---|---|---|---|---|---|
吉田ルート | 約6時間 | 約3.5時間 | 山小屋が多く整備されていて迷いにくい。ご来光が見やすい。 | 初心者・山小屋泊したい人 | ◯ 可能 |
富士宮ルート | 約5.5時間 | 約4時間 | 最短距離で山頂へ。高所からスタート。急登が多い。 | 体力に自信がある初心者 | △ 条件次第 |
須走ルート | 約7時間 | 約3.5時間 | 樹林帯が多く自然を感じやすい。人が少なめで静か。 | 落ち着いた雰囲気を楽しみたい人 | △ 中級向け |
御殿場ルート | 約8時間 | 約4.5時間 | 距離が最長。標高差が大きくハード。景色は雄大で達成感大。 | 経験者・本格登山をしたい人 | × 不向き |
富士山登山初心者が成功するための時間管理とポイント
富士山登山初心者が成功するためには、時間の使い方が本当に大事です。
ちょっとした油断や甘い見積もりが、大きなリスクにつながることも。
ここでは、時間管理の具体的なコツと注意点を詳しくご紹介します。
①早朝出発のメリットとデメリット
富士山登山では、早朝に出発するのがセオリーと言われています。
これは、午後になると天気が崩れやすいこと、そして下山の時間をしっかり確保するためです。
たとえば、日帰りで登るなら朝5時前には登山口に着いておきたいところ。
日が高くなってからの登山は、暑さや強風にさらされやすく、体力を奪われやすくなります。
メリットとしては、
- 天気が安定している時間帯に登れる
- 万が一の遅れにも対応できる余裕がある
- ご来光を目指すなら夜中に出発することで達成できる
反対にデメリットは、
- 深夜や早朝に移動する必要がある
- 睡眠不足で体調を崩しやすい
- 暗い中でのスタートは不安が多い
とはいえ、早く出発することは安全確保の第一歩でもあります。
時間に追われるより、余裕を持って登った方がずっと安心ですよ。
②「弾丸登山」は本当に危険?その理由とは
よく話題になる「弾丸登山」。
これは、深夜に出発して山小屋に泊まらず、頂上でご来光を見てそのまま下山するスタイルのことです。
体力に自信がある若い登山者が挑戦しがちですが、初心者には絶対におすすめできません。
その理由は明確で、
- 睡眠不足と高山病のリスクが非常に高い
- 暗闇の中を歩くため、道を間違える可能性がある
- 疲労がピークの状態で下山することになる
どれも、安全登山には致命的なリスクです。
実際、弾丸登山による体調不良や事故は毎年のように報告されています。
登ることが目的ではなく、無事に帰ってくることがゴールです。
自分の体をいたわる意味でも、きちんと宿泊して登山する方法を選びたいですね。
③体力や天候によって変わる時間の余裕
富士山は高い山です。
天気も変わりやすく、平地とはまるで違う世界になります。
初心者にとっては、「想像よりきつい」と感じることが当たり前と思っていた方がいいかもしれません。
体力はもちろん、気温や風、酸素の薄さなども登山時間に大きく影響します。
たとえば、
- 暑い日は水分補給が増え、休憩も多くなる
- 寒い日は手がかじかんで動きが鈍る
- 雨や霧が出るとペースが大きく落ちる
つまり、時間通りに行動できるとは限らないんですよね。
だからこそ、予定より1〜2時間は余裕をもたせたスケジュールを組むことがとても大切です。
「登れる時間」よりも、「下りられる時間」を意識しておくと、安全に楽しめますよ。
④ご来光を狙う場合の出発タイミング
富士山の山頂から見るご来光は、まさに一生に一度は見たい絶景です。
このご来光を目指すには、出発の時間設定がとても重要になります。
ご来光の時間は、7月〜8月のシーズン中で午前4時半〜5時頃が目安。
山小屋に泊まってご来光を狙う場合、深夜1時〜2時頃には山小屋を出発する必要があります。
途中で渋滞が起きることも多いので、少し早めに動いておくと安心です。
一方で、日帰り登山ではご来光を見るのは現実的ではありません。
ご来光を目的にするなら、必ず山小屋で1泊する登山計画を立てるのが基本。
眠い目をこすって真っ暗な登山道を登るのは大変ですが、山頂で迎える朝日は、言葉にできないほどの感動がありますよ。
時間配分をしっかり考えて、安全にその瞬間を迎えたいですね。
⑤初心者向けの登山プランを立てるコツ
登山の成功は、事前のプランにかかっていると言っても過言ではありません。
特に初心者は、あれもこれも詰め込んだ無理な計画はNGです。
シンプルで余裕のある行程が理想です。
たとえば、吉田ルートで山小屋1泊のスケジュールなら…
日程 | 行動例 |
---|---|
1日目 12:00 | 五合目出発 |
1日目 16:00 | 山小屋到着(7〜8合目) |
2日目 01:30 | 山小屋出発(山頂へ) |
2日目 05:00 | 山頂でご来光 |
2日目 07:00 | 下山開始 |
2日目 11:00 | 五合目到着 |
このくらいが無理のない流れです。
また、登山前日の睡眠、移動の混雑、トイレのタイミング、休憩の頻度なども想定しておくと安心です。
少しでも不安を感じる部分があれば、予定を詰めすぎず、「ここで休める」「ここで引き返せる」というポイントを決めておくのもおすすめ。
登頂が目的ではありますが、何よりも「無事に帰る」ことが何より大事なんですよ。
⑥高山病を防ぐための「高度順応」の時間
標高の高い富士山では、高山病のリスクがつきまといます。
特に初心者は、気づかないうちに頭痛や吐き気、息苦しさを感じてしまうことも。
これを防ぐために必要なのが、「高度順応」の時間です。
五合目に到着したら、すぐに出発せず、1時間ほどゆっくり過ごすのが鉄則。
身体が高い場所の空気に慣れるまでの時間をしっかりとってあげることで、症状の出るリスクをかなり下げることができます。
この時間には、
- 軽く歩いたりストレッチをしたり
- 景色を眺めながら昼食をとったり
- 荷物の最終チェックをしたり
など、無理のない活動をすると良いです。
登山時間だけでなく、こういった「準備のための時間」も計画に含めることが、安全で楽しい登山につながりますよ。
⑦初心者でも安心な山小屋予約と活用術
富士山の登山で「山小屋を使うかどうか」は、登山成功のカギともいえる大きなポイントです。
特に初心者の場合は、山小屋での一泊を前提にした計画が断然おすすめです。
まず、山小屋を予約する際は、登るルートと到着予定時刻に合わせて選びましょう。
吉田ルートなら、7〜8合目の山小屋が最も利用しやすく、ご来光を狙うにも最適な位置にあります。
予約はインターネットでできるところが多く、早ければ数ヶ月前から満室になることもあるので、登山の日程が決まったら早めに動くのが安心です。
山小屋では、以下のような流れで過ごすのが一般的です。
時間 | 内容 |
---|---|
16:00頃 | チェックイン・休憩 |
17:00〜18:00 | 夕食(カレーや弁当が多いです) |
19:00頃 | 消灯・就寝 |
01:00〜02:00 | 起床・出発準備 |
設備はとても簡素で、相部屋・雑魚寝・トイレは共用が基本です。
そのため、アイマスクや耳栓などを持って行くと快適に過ごせます。
また、食事が合わなかった場合に備えて、自分の好みの軽食や水を用意しておくと安心ですよ。
山小屋は「体力を回復するための場所」です。
山頂に行くための中継点として上手に活用し、次の日の行動に備える時間と割り切るのが良いですね。
少しの準備で、安心感と体力の回復度合いがまったく違ってきます。
富士山登山初心者におすすめの登山準備と装備チェックリスト
富士山登山では、時間の管理と同じくらい「準備」と「装備」が重要です。
とくに初心者は、装備が不十分だと予定どおりの時間で進めなくなり、思わぬ危険につながることもあります。
ここでは、初心者が押さえておきたい基本の準備や持ち物をまとめてご紹介します。
①登山初心者に必要な装備と持ち物リスト
登山に必要なアイテムは、快適さ以上に安全のために欠かせません。
以下は、富士山登山初心者向けの持ち物リストです。
カテゴリ | 必須アイテム |
---|---|
衣類 | レインウェア(上下)・防寒着・帽子・手袋・替えの靴下 |
装備 | 登山靴・ヘッドランプ・トレッキングポール・ザック(30L前後) |
食料 | 行動食(ナッツ、ゼリー、チョコなど)・水(2L以上)・軽食 |
その他 | 保険証のコピー・常備薬・日焼け止め・トイレットペーパー・現金(小銭) |
ポイントは「軽くてコンパクト、でも最低限の安全は確保すること」。
山の天気は変わりやすいので、防寒・防風・防水の3点セットはマストです。
②女性登山初心者の服装と荷物のポイント
女性が登山する場合、装備に加えて気になるのが「快適さ」と「使いやすさ」です。
服装の基本は、重ね着(レイヤリング)で温度調節しやすくすること。
- ベースレイヤー:汗を吸うインナー
- ミドルレイヤー:保温性のあるフリース
- アウターレイヤー:防風・防水のレインジャケット
ボトムスはストレッチ性のあるトレッキングパンツ、寒さ対策にレギンスを重ねてもOKです。
また、女性用ザックは背面長が短くフィットしやすい設計になっているものが多く、無理なく背負えるか試して選ぶのがポイント。
トイレが少ない富士山では、簡易トイレや衛生用品を用意しておくと安心です。
登山が初めてでも、しっかり準備しておけば余計なストレスなく楽しめますよ。
③初心者に便利な登山レンタルとは?
「全部揃えるのは大変」「1回しか行かないかもしれない」と思う方には、登山レンタルサービスが便利です。
主要なレンタルショップでは、以下のようなセットが人気です。
セット内容 | 含まれる主なアイテム |
---|---|
フルセット | 登山靴・レインウェア・ザック・ヘッドランプ・防寒着 など |
ウェアセット | 上下のウェア・防寒具・帽子など |
シューズセット | 登山靴・靴下・ゲイターなど |
サイズ確認や前日の受け取りなどの手間はありますが、費用を抑えて安全な装備が整うのは大きなメリット。
とくに一人で準備するのが不安な方や、ツアーに参加する予定の方にはとてもおすすめです。
富士登山では、レンタルでも十分に安全登山が可能なので、気軽に活用してみてください。
👉富士登山の持ち物や装具について別の記事で詳しくまとめていますので、併せてチェックしてみてください!
④登山前にやっておくべき体力づくり
「富士山は小学生でも登れる」と言われることもありますが、実際はかなり体力を使う登山です。
初心者が登山前にやっておくと安心な運動は以下のようなもの。
- 週に2〜3回のウォーキング(坂道を含めると効果的)
- スクワットや階段の昇降運動(脚の筋力アップ)
- 軽いランニングや自転車(持久力の向上)
特に大事なのは、「長時間動き続けることに慣れる」こと。
ジムに通わなくても、毎日の生活に「歩く時間」をプラスするだけで、ずいぶん違ってきます。
急な坂や砂利道を歩く富士山では、筋力と持久力の両方が必要になりますよ。
⑤初心者でも安心!山小屋での過ごし方
山小屋での時間は、身体を休めるための大切なチャンスです。
到着後はすぐに横になりたくなるかもしれませんが、まずは食事と水分補給をしっかり行いましょう。
山小屋は混雑していて静かとは言えません。
なので、快適に過ごすためには以下のアイテムが役立ちます。
- 耳栓・アイマスク(就寝時)
- ウェットティッシュ・消毒シート(清潔対策)
- ネックウォーマーやブランケット(寒さ対策)
消灯は早く、19時〜20時には真っ暗になります。
体力を回復させるためにも、早めに横になり、翌朝の出発に備えましょう。
⑥一人登山初心者の時間配分と注意点
一人で登る登山は自由度が高い反面、すべて自分で判断する責任も伴います。
時間管理についても、
- 誰かに合わせる必要がない
- その分、ペースを崩しやすい
- 体調の異変にすぐ気づけるか不安
という特徴があります。
そんなときは目安となる「チェックポイントの到着時間」を決めて行動するのが安心です。
たとえば、
- 7合目は2時間半以内
- 8合目は4時間以内
- 山頂は6〜7時間以内
というように、自分なりのタイムリミットを決めておくと、無理な登山を避けやすくなります。
また、スマホのバッテリー対策と予備食の持参は必須。
「一人だけど一人じゃない」と思える準備をしっかり整えて登れば、安心して富士山に挑めますよ。
富士山登山初心者は何時間かかる?安全に登るための時間と準備のポイントまとめ
富士山登山初心者にとって、「何時間かかるのか」はもっとも気になるポイントです。
登山ルートや天候、体力によって時間は変わりますが、基本的には以下のような目安で考えると良いでしょう。
- 吉田ルート:登り約6時間/下り約3.5時間
- 富士宮ルート:登り約5.5時間/下り約4時間
- 須走ルート・御殿場ルート:登り7〜8時間と長め
富士山 登山 初心者 何 時間かかるかを正しく理解しておくことは、安全登山の第一歩です。
日帰りなら10時間以上の行動を覚悟し、山小屋に宿泊する場合でも1泊2日の計画が基本になります。
登山前には、
- 高度順応の時間を確保する
- 1〜2時間の余裕をもった計画を立てる
- 弾丸登山を避ける
といった点を意識しましょう。
富士山 登山 初心者 何 時間かかっても、「安全に戻ること」が一番大事です。
これから登る方にとって、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
さらに詳しい情報は富士登山オフィシャルサイトでもチェックできます。
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