ベビーカーの暑さ対策で意外と盲点なのが照り返しの対策です!
照り返しへの対策は必須で、対策をしていないベビーカーの中は、かなり過酷な環境になってしまいます。
一番有効なのは照り返し防止シートを使うことです。
じつはこれ、簡単に手作りできてしまうので、お出かけの前にはぜひ対策をしてあげましょう。
照り返しがベビーカーの中の赤ちゃんに及ぼす影響はすさまじく、熱中症の危険もあります。
簡単に作れる照り返し対策のグッズをはじめ、その他にも暑い日のお出かけにおすすめな暑さ対策グッズを紹介します。
赤ちゃんを暑さから守る方法について知っておきましょう!
目次
ベビーカーの中は灼熱!夏のベビーカーのお出かけには照り返し対策が必須!
暑い日に気になるのは上から降り注ぐ日差しという方は多いかもしれません。
しかし、もっと怖い存在は照り返しです。
大人の頭の高さから、はるか下にいる赤ちゃんは、大人が思っているよりも過酷な環境にさらされているのです。
大人が気づかない怖さ、それが照り返しです。
暑さの対策はいろいろありますが、ベビーカーのお子さんの場合まずは照り返しの対策から始めましょう!
そもそも照り返しって何?
照り返しってそもそも何かということですが、簡単に言うと地面からの熱気です。
日差しが強いと当然、地面も熱せられ暑くなります。
特に夏のアスファルトってかなり暑くなりますよね。
日差しによって熱せられたアスファルトは50℃を超えることもあります。
やけどしそうな暑さですから!
それにより地面近くは、暑くなったアスファルトから発せられるもやもやした暑い空気が漂っています。
さらに塗装されたアスファルトは日光を反射しやすく、地表付近で光の反射が起こります。
こうした現象を照り返しと呼んでいます。
大人が思っているよりも過酷!ベビーカーの赤ちゃんの体感温度ってどのくらい?!
夏のベビーカーは赤ちゃんにとって想像するよりはるかに過酷な環境だということはおわかり頂けたと思います。
実際、体感温度ってどのくらいなのでしょう。
例えば、気温34℃の日に15分お出かけしたとすると、その時のベビーカーの赤ちゃんの頭の位置の温度は、なんと54℃です。
ひょえ〜。
たった15分でこの温度ですから、かなり危険なことがわかっていただけると思います。
54℃ってサウナですよね。
実際私も夏にベビーカーでお出かけをしたことがありますが、照り返し対策なしで10分程度移動し、子供がおとなしいなと思って、のぞいたらぐったりしていたという経験があります。
こまめな水分補給は心がけていましたが、こんな短時間でここまでやられてしまうとは。。
と驚きました。
54℃と聞けば、そりゃそうだわ!となりますね。
その時も私自身確かに暑さは感じていましたが、子供が活気がなくなるほどの暑さになっているとは思いもしませんでした。
照り返しの怖さは大人が暑さを感じにくいところにあり、子供の不調に気づきにくいところにあるのでした。
ベビーカーの照り返し防止シートは簡単に手作りできる!
照り返し対策が必要だということが分かったところで、実際は何をすればいいのかということですが、そんなに難しいことはありません。
地面からの熱をベビーカーに伝わらなようにすれば良いだけです。
地面からの熱がベビーカーの背中部分や底の部分に当たらないようなシートを付けることで照り返しから赤ちゃんを守ってあげることができます。
とっても簡単に手作りすることができるので作ってみましょう。
照り返し防止シートを簡単に手作りするには100均を利用しよう
照り返し防止シートを手作りするには、100均で材料がそろいます。
必要なのは保冷バックただ一つです。
作り方はとても簡単です。
カバンの横の部分を縦に切ります。
両方の端を切ることで一枚のアルミのシートになります。
次に取っ手を真ん中で切ると紐になるのでベビーカーにくくりつければ完成です。
保冷バッグの形状により若干異なりますが、簡単に作成できますので試しながらぜひやってみて下さい!
クリップやマジックテープなどをりようして工夫しても作れます。
参考にさせていただいたのは下記のブログです。
>>あかねさんの「手作りおもちゃで子育て」
とっても簡単でしょう?
ベビーカーのサイズや形によって大きさも違うと思いますので、お持ちのベビーカーに合うサイズの保冷バックを選んでください。
最近の保冷バックは柄の入ったものもあるのでかわいく仕上がりますよ。
あまり目立たせたくないという方は、無地のものを選ぶとよいでしょう。
暑さ対策グッズを手作りするときの注意点は?
暑さ対策は照り返し以外にもいろいろあります。
暑さを防ぐ対策だけではなく、赤ちゃんの体を冷やしてあげるための対策も必要です。
最も簡単に体を冷やすことのできるアイテムは保冷剤です。
保冷剤を利用した手作りの暑さ対策グッズもできますが、注意も必要です。
保冷剤は100均にも置いてあり、凍らせても硬くならずに柔らかいまま使えるものもあるので、赤ちゃんにも使いやすいです。
保冷剤をタオルでくるんだり、専用のポーチを作ってベビーカーにつけてあげるだけでも十分体を冷やす効果はあります。
しかし、保冷材は同じ場所を冷やし続けることによって、赤ちゃんの体を冷やしすぎてしまったり、保冷剤が当たってしまっている部分が低温やけどを起こしてしまうことがあります。
自分で調節できない赤ちゃんは特に気を付けてあげましょう。
また、接触冷感タイプのシートをベビーカーに取り付けるという方もいるかもしれませんが、材質によっては注意が必要です。
私は中にジェルのようなものが入ったずっしり重みのある冷感シートを使っていたのですが、屋外で使うと、外気の暑さと子どもの体温でシート自体がどんどん熱くなり、逆に悪化させてしまっていました。
通気性が悪くなったことと、ジェルがうまく熱を逃がせられなかったことが原因かと思います。
屋内で使う分には、冷房の冷気をしっかり蓄えて寒いくらいに冷えていたのですが、屋外ではあっという間に効果がなくなり逆効果にまでなってしまいます。
赤ちゃんが直接肌に触れる部分は、通気性が良いことと、長時間極端に冷たいものが触れないようにすることが大切です。
ベビーカーの赤ちゃんを照り返しから守る便利なグッズを紹介!
簡単に作ることができる照り返し防止シートですが、市販の商品もいくつかあるので参考にしてみてください
ユグノー シャダンシート 日本エイテックス EIGHTEX
地面からの照り返しを防ぐことで赤ちゃんの体感温度を3度下げることができる優れものです。
UV加工がされているので紫外線の対策もできるところもありがたいですね。
見た目にもかわいらしく、伸縮性のストラップのおかげでいろんなタイプのベビーカーにつけることがでるのでとっても便利です。
しかも!お値段が送料込みの1000円というのもお手頃です。
シンセーインターナショナル ベビーカー 照り返しガード
先ほどの商品よりは落ち着いた雰囲気の見た目ですが、星柄がかわいいですね。
三輪タイプのベビーカーには対応していないようですが、なんといっても送料無料の862円というこの安さは魅力的です。
実際に使われた方から、保冷剤の溶けるスピードが緩やかになったという効果を感じているからもいるようなので、照り返しの防止に役立っているようです。
しかし、前向きではうまく使えなかったといった声もあるので、対面でベビーカーを使っている方は検討する必要がありそうです。
照り返し以外の暑さ対策グッズはどんなものがある?
夏の暑さから赤ちゃんを守るには、照り返し意外にも様々な対策をする必要があります。
これまでは、ベビーカーに熱が伝わりにくくする対策について紹介してきましたが、赤ちゃんが涼しく過ごせるような環境作りも必要です。
照り返し対策以外のグッズも併せてご紹介します。
UV アイス ブランケット DORACO FIRST ドラコファースト ベビー ブランド
夏にブランケットが必要かと疑問に思われた方もいるかもしれませんが、直射日光をもろに浴びるのは肌の弱い赤ちゃんにとっては良くありません。
このブランケットはUV加工がされている上に接触冷感なので、触れるたびに体温を下げてあげることができます。
ベビーカーにのっていると、日よけもあるし大丈夫と思っているママさんもいるかもしれませんが、意外に焼けます。
我が子は気がつけば手の甲と足が真っ黒になっていました。
特に足元は日差しがカバーしきれないことが多いので一枚かけてあげるだけで全然違います。
また、取り外しも簡単なのでおくるみにしたり、下に引いて使うこともできるので、様々なシーンで使うことができます。
折りたたむとかさばることもないので、何かと荷物が多い赤ちゃんとのお出かけにも安心です。
抱っこ紐&ベビーカー兼用保冷・保温シート ベビージャンクソンズストア
シートの中に保冷剤を入れて赤ちゃんの体温が上がりすぎるのを防ぐための商品です。
冬場は保温としても使え、長く利用できるところもポイントです。
保冷剤が冷たくしても硬くならないタイプなので赤ちゃんも快適に過ごすことができます。
ポケットが2箇所あるので、赤ちゃんの月齢や外気温によって個数を調節することもできそうですね。
お出かけの必需品、抱っこ紐にも応用が効くのは便利なポイントでしょう。
KEYNICE USB扇風機
保冷剤で冷やすのは冷やし過ぎが心配という方はこちらの扇風機がおすすめです。
クリップ式なのでベビーカーに取り付けができ、USB充電なので持ち運びも楽々です。
コンパクトながらしっかり風が吹くので、移動中の赤ちゃんも快適です。
角度も360度回転できるため、取り付けるところも自由ですし、風の当たり具合の調節も細かくできますね。
さらに一度の充電で48時間連続稼働は長時間のお出かけでも安心です。
風量が無段階なので好きな風量に調整もでき、赤ちゃんが眠ってしまっても静かに調節できます。
扇子を持ち歩き、ひたすらあおいでいた当時の私に教えてあげたくなる商品ですね。
暑い中とはいえ風があるというのは、体感温度はかなり変わってきます。
これまでに紹介してきたものと併用するとさらに効果が上がるでしょう。
まとめ
暑い日のベビーカーでのお出かけには、照り返し対策が必要です。
照り返しによって赤ちゃんは大人が思っている以上の過酷な環境にさらされています。
最も効果的な対策として、照り返し防止シートがありますが、簡単に手作りすることができます。
その他にも、夏の暑さからベビーカーに乗っている赤ちゃんを守る便利なグッズもありますので、併用していきましょう。
暑い日のお出かけは、対策なしではとても危険ですが、手作りをしたり、便利なグッズを
利用することで快適に過ごすことができます。
参考にしていただければと思います。