三峯神社に行ってみたいと思ったきっかけは、「車中泊できるって聞いたから」。
もともと山の中にある神社ってだけで興味があったけど、昔は「白い氣守」目当てにすごい行列ができてたと知って、さらに気になってました。
今はそのお守りは配ってないけど、それでも実際に行ってみると、行ったからこそわかることがたくさんありました。
この記事では、車でのアクセスや駐車場の雰囲気、ガソリンや買い物の準備、トイレ事情、当日の過ごし方などを、僕自身の体験をもとにまとめています。
これから行く人が少しでも「行ってよかった」と思えるように。
白い氣守がなくても、この場所にはちゃんと価値があると感じたので、そんな空気感も含めて伝えられたらと思います。
三峯神社

三峯神社は英雄・ヤマトタケル尊が東征中にこの地を通り山々の素晴らしさに感動し、この場所に伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)、伊弉册尊 (いざなみのみこと)の国造りを偲んで祀ったのが起源。
埼玉県秩父市三峰にある神社で秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社です。
秩父三社の中ではもっとも高いところにあり、その標高1102mです。
そのため、最も神に近い場所とも言われているのです。
時間をかけてたどり着く山の中の異空間と澄んだ空気は秘境といっても良いのではないでしょうか。
神社にはとても珍しい三ツ鳥居があり、お犬様が鎮座しています。
お犬様とは狼のことを言い、三峯神社では狼が神のお使い(御眷属-ごけんぞく)とされています。そのため、神社各所に狼の像が鎮座しています。


鳥居をくぐるとその先はとても厳かな感じで別世界に来た様な雰囲気です。
まさに神の領域といった感じです。
極真空手創始者の大山倍達が修行した地で宮本武蔵がこの地で二刀流を開眼したという伝説もあります。
とても強力な気を発している場所で、その気は「強すぎる」と言われているほどです。
全国から参拝者が殺到する関東一のパワースポットなのです!
なぜ三峯神社は強運スポットと言われるの?
関東一のパワースポットと言われる三峯神社ですが、それには訳があります。
神社のある場所
まずは神社のある場所です。
すでに書きましたが、標高は1102メートルの高さにあり、天候なども変わりやすく人が行くには険しい場所にあります。だからこそ神に最も近い場所と言われているのです。

お供え物の不思議
宮司さんがお供え物をするそうなのですが、
お供え物が毎回、空になるそうです。
この事で三峯神社は実際に神が降臨する神社と言われているのです。
突如現れた石畳の龍神
2012年に本殿前の石畳に水を掛けると突如、龍が浮かび上がるという不思議な現象が起きたそうです。
この龍はとても敷石の龍神と呼ばれとても縁起の良いものだそうです。実際に見ることができますので、是非見てきたください。
この様な不思議な現象が起こっている三峯神社はこれらの事から神のいるパワーの強い神社と言われているのです。

三峯神社のご利益
・明確な願望実現
経営者・自営業や、個人の才能で仕事をされる方にあっていると言われています。
・仕事運・金運、
・心身浄化
心身が弱っている・迷っているときは、ここの厳しい気は合わないとも言われています。
また、狼を神の使いとして祀る三峯神社はペットの長寿や健康にもご利益があり、ペットを連れて参拝が出来ます。
三峯神社までの交通手段
三峯神社のアクセスは秩父駅からはバスか車になります。以前は麓からロープウェイがありましたが、現在はバスや車のみが交通手段となっています。
車、バスでは山道を登っていく事になり、毎月1日の白い氣守の頒布の日には大渋滞となります。
多くの参拝者が全国から訪れ、前日から車中泊をする方も多くいらっしゃいます。
現在は数は公表していないものの、充分な白い氣守を用意しているそうなので、当日に行っても手に入れることはできるとのことです。
ただし、かなりの渋滞ですので時間の余裕を持ってお出かけくださいね。
白い気守り最短でGETへの道! 体験レポート
最近、浅田真央さんが白い氣守を持っていてご利益があった!
などとテレビで三峯神社が紹介されてから、お守り以外にも関東一のパワースポットであることなどが知られ、さらに多くの方が訪れる様になり地名度が上がった三峯神社。
私も例に漏れずテレビで三峯神社を知り、2018年2月1日、降雪が心配される中行って来ました。
試練あってこそ価値があるのだ!と心に言い聞かせながら、前日の夕方前に出発しました。
実際に行って来たことで感じたことや、これから行く人が効率よく白い氣守を手に入れられる様なちょっとしたコツをお伝えします。
神のいる三峯神社までの道のり
東京から三峯神社を目指す旅は、ちょっとした小冒険みたいな感覚でした。
僕は平日の夕方、仕事を早めに切り上げて車で出発。
関越道の練馬インターから入り、花園インターを経由して秩父方面へ向かいました。
道中は約3時間ほどかかりましたが、途中でガソリンを入れたり、おにぎりと温かいお茶を買い込んだりして、すでに旅気分が盛り上がってきます。
国道140号線に入ってからは、いよいよ山道らしい風景が増えてきて、ここからが“非日常”の始まりって感じでした。
街灯が少ない区間もあるので、夜間運転はちょっと緊張します。
ただその分、ヘッドライトに照らされた木々や遠くに見える星空が、まるでジブリ映画のワンシーンみたいに幻想的。
この道のりを通ってたどり着く三峯神社には、それだけの価値がある――そんな気がしてくるのが不思議です。
山を登るにつれて空気がひんやりしてきて、車の窓を開けると冷たくて澄んだ風がスッと入ってきました。
到着したのは19時ごろ。駐車場にはすでに何台もの車が並んでいて、「お、仲間がいるな」とちょっと安心したのを覚えています。
初めての道のりは不安もありましたが、旅の醍醐味ってやっぱりこういう“道中そのもの”にもあるんですよね。
目的地に着く前から、もうこの旅は始まっていたんだなと感じさせられる道でした。
ガソリンスタンドやお店は?
三峯神社に向かう前に、絶対に押さえておきたいのが「どこで給油や買い物を済ませておくか」というポイントです。
神社は山の中にあって、コンビニやガソリンスタンドが本当に限られているんですよね。
僕の場合は、関越道の花園インターを降りてすぐの140号線沿いで給油を済ませておきました。
このあたりにはセルフ式のガソリンスタンドが数軒あって、夜でも営業しているところもちらほら。
ただ、遅い時間になるとシャッターが閉まっていたり、スタッフが不在だったりすることもあるので、できれば18時前後には済ませておくのが安心です。
買い物についても同じで、秩父市街に入る前に、コンビニやスーパーで食料や飲み物をまとめて調達しておくと便利。
特に冬場は、温かい飲み物や軽食、カイロやブランケットなども必需品になります。
僕がいつも立ち寄るのは、花園インター近くの「道の駅はなぞの」や、その周辺にあるローソンやドラッグストア。
トイレもきれいで安心感がありますし、夜間でも明かりがあるので休憩にもちょうどいい場所です。
ちなみに、神社が近づくにつれてお店の数は一気に減り、自販機があるくらいの環境になります。
「まあどこかで買えるでしょ」と油断して進むと、気づいたときにはおにぎり1つ買えずに山の中…なんてことも。
だからこそ、“山に入る前の最後の街”での準備が旅の快適さを左右します。
ちょっとの工夫で、安心感と満足度がまったく変わってくるんですよね。
トイレはどこを利用する?
三峯神社に向かう旅では、「トイレはどこで済ませるか」も意外と大事なポイントです。
山道に入ると、コンビニや商業施設が一気に少なくなってくるので、トイレのタイミングを逃すとけっこう焦ります。
僕が実践しているのは、まず花園インターを降りたあと、国道140号線沿いにある道の駅やコンビニで1回しっかり済ませておくこと。
特に「道の駅はなぞの」や、その近くのローソンは明るくて清潔で、深夜でも比較的使いやすい印象です。
もう少し秩父市街に近づくと、ファミレスやガソリンスタンドでもトイレは借りられますが、遅い時間は営業が終わっていることもあるので注意が必要です。
そして、三峯神社の駐車場に到着したあとも、ちゃんとトイレはあります。
公衆トイレと仮設トイレが完備されていて、清掃もしっかりされている印象でした。
冬場は暖房付きのトイレも用意されていて、寒さが厳しい早朝でもかなり助かります。
ただし、整理券配布があった時代は、配布開始前の時間帯に女性用トイレが少し混雑していた記憶があります。
それでも、整備された設備があるだけで、現地での過ごし方がぐっと快適になるのは間違いありません。
山の上にある神社だからこそ、ちょっとした不便が生じがちなんですが、あらかじめトイレの場所を把握しておくだけで、安心感が全然違います。
旅の途中で焦らないためにも、「行けるときに行っておく」。これ、ほんとに大事です。
三峰神社駐車場
三峯神社の駐車場は、正直言ってこの旅の“勝負ポイント”のひとつです。
特に車中泊を前提に動くなら、ここでどう動くかが参拝の快適さを大きく左右します。
僕が訪れたときは平日の夜でしたが、すでに20台以上の車が並んでいて、「お、やっぱり人気なんだな」と実感しました。
三峯神社の駐車場は大きく分けて2か所。
第一駐車場は広めで、大型バスのスペースもあり。第二駐車場はややコンパクトですが、本殿から徒歩圏内です。
以下に、2025年5月現在の公式情報を表にまとめてみました。
🚗 三峯神社 駐車場 概要(公式情報)
項目 | 内容 |
---|---|
駐車場名称 | 三峯神社 第一駐車場・第二駐車場 |
収容台数 | 第一:普通車 約240台/大型・マイクロ 約21台 第二:普通車 約42台 |
利用可能時間 | 24時間利用可(※混雑日や頒布日には入庫制限の可能性あり) |
駐車料金(普通車) | 510円(1回あたり) |
駐車料金(大型) | 1,540円(バス・貨物4t以上) |
駐車料金(中型) | 1,020円(マイクロ・貨物2t~4t) |
駐車料金(二輪) | 200円 |
トイレ設備 | 公衆トイレ・仮設トイレあり(暖房完備・24時間利用可) |
自動販売機 | 数台設置(飲料メイン) |
スマホ電波 | docomoは良好(他キャリアは地域によって不安定な可能性あり) |
この駐車場、使い勝手がいいだけじゃなく、環境もしっかり整っています。
24時間利用できるという点もありがたくて、僕も夜7時ごろに到着してそのまま車中泊しました。
車内で温かいおにぎりを食べて、寝袋にくるまって仮眠。
静かな夜の空気に包まれながら過ごす時間は、まるでプライベートなキャンプのようで、とても贅沢でした。
公衆トイレは暖房付きで、冬場の寒さ対策として本当に助かります。
自動販売機もあるので、ホットドリンクで体を温めながら夜を越せますし、スマホの電波もdocomo回線であれば問題なし。
現地で地図を確認したり、天気予報をチェックしたりするのにも困りませんでした。
ただし、注意点もあります。
かつて白い氣守が頒布されていた頃は、深夜の時点で満車になることも。
その影響で山道の途中での待機やトラブルも少なくなかったようです。
現在は頒布が休止中とはいえ、人気の観光日や連休には早めに到着しておくのが安全策です。
車中泊を前提にするなら、寝具や防寒グッズの準備をしっかりしておくと安心。
何よりも、自然の中で過ごす夜の静けさが、都会ではなかなか味わえない“贅沢な時間”になります。
駐車場はただの出発点ではなく、三峯神社での時間を形づくる大事な舞台。
そう感じさせられる場所でした。

整理券配布
白い氣守は、かつて三峯神社で毎月1日のみ限定で授与されていた非常に人気の高いお守りです。

2018年2月1日は整理券配布時間が4:30分からとなっており、暗い中で並ぶことになりました。場所は三ツ鳥居の前でした。
その強力な「気」を受け取ることができるとされ、全国から参拝者が集まり、深夜から行列ができるほどの盛況ぶりでした。
整理券による順番制が導入されるなど、混雑緩和のための対策も取られていましたが、それでも交通渋滞や騒音といった問題が地域に影響を及ぼし始めていました。
その結果、2018年6月1日より白い氣守の頒布は一時休止となり、現在に至るまで再開の予定は公式には発表されていません(2025年5月現在)。
したがって、現在は白い氣守を手に入れることはできません。
しかし、白い氣守がなくとも、三峯神社には心身を整える強い「気」が今なお宿っていると感じられます。
参拝自体は通常通り可能であり、境内は清らかな空気に包まれ、静寂の中で自分自身と向き合う時間を持つことができます。
参道を進んで三ツ鳥居をくぐると、境内は一層荘厳な空気に満たされ、日常の雑念がすっと洗い流されていくような感覚を覚えました。
手水舎では水が凍るほど冷たく、冬季には代わりに神職が用意した大幣(おおぬさ)でのお清めが行われることもあります。
本殿へと向かう参拝者の多くが、まず祈りを捧げ、その後に社務所で御朱印やその他のお守りを受け取っています。
なお、白い氣守の代わりとして、現在は通常のお守りや交通安全・開運・家内安全などに関する授与品が豊富に揃っており、これらも強い信仰の対象として多くの方に授かれています。
三峯神社で最も印象に残ったのは、拝殿前に立ったときの空気の重厚さです。
一礼し手を合わせると、山の気配と神聖な空気が一体となって心の奥底に響くような感覚がありました。
白い氣守の頒布がない現在でも、訪れる価値はまったく色あせていません。
祈る気持ち、自然への敬意、そして神聖な空間で過ごす時間そのものが、心の浄化へとつながっていくように感じました。
白い氣守と参拝
整理券をもらうとすぐに三ツ鳥居がありますが、ここで多くの方が記念撮影をします。

かつて、三峯神社の「白い氣守」は毎月1日にのみ授与される特別なお守りとして、多くの信仰を集めていました。
その希少性とご利益の強さから、早朝から多くの人が列をなし、遠方からも参拝者が詰めかけるほどの人気ぶりでした。
しかし現在、この白い氣守の頒布は2018年6月1日より休止となっており、再開の目処は立っていません。
そのため、現在では整理券の配布もなく、白い氣守を授かることはできません。
それでも、三峯神社を訪れる価値はまったく失われていません。
境内に一歩足を踏み入れると、空気が明らかに変わるのを感じます。
三ツ鳥居をくぐる瞬間、山の静けさと神聖さが一体となって身体に染み渡るようでした。
本殿へと続く参道には凛とした空気が流れ、歩を進めるたびに心が洗われていく感覚が強まりました。
拝殿の前では、多くの参拝者が真剣な面持ちで手を合わせ、各々の願いを胸に祈りを捧げています。
冬場の手水舎では水が凍って使用できないことがあるため、その代わりとして神職によって大幣が用意されており、左右に振って身体を清める独特な作法が体験できます。
境内には御神木がそびえ立ち、手を当てるとほんのりと温かさを感じるような、不思議な感覚に包まれました。
「気」を直接受け取るようなこの体験こそが、三峯神社をパワースポットたらしめている所以なのだと思います。
白い氣守という形では手に入らなくとも、神社が放つ清浄な力、自然との一体感、そして訪れた人々が共有する静かな感動は、何にも代えがたい大きな「ご利益」です。
参拝という行為そのものに価値を見出し、日々の喧騒から離れ、自分と向き合うひとときをこの地で過ごしてみてはいかがでしょうか。

御朱印帳と御朱印
三峯神社では、御朱印帳と御朱印を求める参拝者も多く、特に信仰心の深い方や御朱印集めを趣味とする人々にとっては欠かせない体験のひとつとなっています。
私が訪れた際も、参拝を終えた人々が社務所に集まり、それぞれが御朱印帳を手に列に並んでいました。
社務所では、御朱印帳の購入と御朱印の記入申し込みを同時に行うことが可能です。
御朱印帳は複数のデザインが用意されており、一般的なものは1,500円、特別仕様の豪華なものは3,000円と価格帯に幅があります。
私はせっかくの機会だと思い、狼が描かれた特製の御朱印帳(3,000円)を選びました。
この神社ならではの荘厳な雰囲気と力強いモチーフが印象的で、記念としても非常に価値があると感じました。
御朱印の受付が完了すると、番号札が渡されます。
社務所内では番号で呼び出しが行われ、順に手渡しされる形式ですが、混雑時には少し待ち時間が発生します。
私の場合は、記入までに20分、受け取りまでにさらに20分ほどを要しました。
また、混雑時には御朱印帳がカウンターの反対側へ移されることがあり、受け渡しがスムーズに進まない場面も見受けられました。
呼び出し時には、10番〜20番台をまとめて案内されることがあるため、自分の番号が呼ばれたらすぐに反応できるよう、社務所付近で待機しておくのが安心です。
御朱印には手書きのものと、あらかじめ印刷された台紙タイプのものがあり、後者は狼の姿があしらわれた華やかなデザインが特徴です。
記入タイプは300円、印刷台紙タイプは500円で頒布されていました(※価格は訪問当時のもので、現在の授与状況は神社公式サイトで要確認)。
どちらも、三峯神社ならではの力強さを感じさせる美しい書体と図柄で、一枚一枚に神聖さが宿っているようでした。
御朱印を通じて、神社とのご縁を形に残すという文化は、参拝後の充実感をより深めてくれます。
静かな待ち時間さえも、心を落ち着けるひとときに変えてくれるのが、三峯神社の魅力だと感じました。



白い氣守はなぜ頒布中止になった?入手困難だった当時の混雑ぶりとは
三峯神社といえば、やっぱり「白い氣守(しろいきまもり)」の存在を思い浮かべる人が多いと思います。
僕も、最初にこの神社を知ったきっかけはSNSで見かけたこのお守りでした。
白一色で、なんともいえない気品のある佇まい。
「毎月1日だけ配布」「整理券が必要」「超レア」…そんなワードが並んでいたら、旅好きとしてはどうしても気になっちゃいますよね。
実際に訪れたのは、まだ頒布が行われていた頃。
早朝4時半からの整理券配布に間に合わせるために、僕は前日の夜から現地入りして車中泊。
配布場所に向かうと、暗い中に人がずらっと並んでいて、200人は軽く超えていました。
防寒具に身を包んだ人たちが静かに並んでいる光景は、なんとも異様で、でもどこか一体感があったのを覚えています。
配布が始まると、順番に整理券が手渡され、僕は220番くらいで無事に受け取ることができました。
そのとき感じたのは、「これはただのお守りじゃない」ということ。
自分で動いて、寒さに耐えて、時間をかけてようやく手に入る――そのプロセス自体が、もうひとつの“ご利益”なんですよね。
でも、そんな人気ぶりが裏目に出てしまったのも事実です。
周辺道路は深夜から渋滞し、駐車場はすぐに満車。
地元住民からも苦情が相次ぎ、ついには2018年6月、白い氣守の頒布は無期限で休止に。
三峯神社の公式サイトでも、理由として「地域の安全と生活への配慮」「神社本来のあり方を大切にするため」と発表されています。
現在(2025年時点)、白い氣守の再開予定は公表されていません。
それでも、あのとき現地で感じた“氣”の強さや、参拝の清々しさは今でもよく覚えています。
お守りはもらえなくても、三峯神社が持つ空気や時間の流れ、それ自体が今も変わらず多くの人を引きつけている理由なんだと思います。
再開されたらもう一度足を運びたい。
でも、たとえそうでなくても、あの体験があったからこそ、僕にとってこの神社は特別な場所になりました。
後は神社内をゆっくり散策しましょう!
白い氣守を受け取った後、あるいは参拝を終えた後は、せっかく山深い三峯神社まで来たのですから、境内をゆっくりと歩いて回るのがおすすめです。
標高1,100メートルを超える高地に位置するこの神社は、空気が澄んでおり、深呼吸をするだけでも心身が整っていくような感覚を味わえます。
境内にはさまざまな見どころがあります。
まず目に入るのが、左右に立つご神木です。
手を添えて目を閉じると、不思議と内側からじんわりと温かさが広がるような感覚に包まれました。
こうした“気”を感じる体験も、パワースポットと呼ばれる所以かもしれません。
本殿の近くには撮影スポットとして人気の高い「三ツ鳥居」があります。
記念撮影をする方も多い場所ですが、混雑時は一時的に行列ができることもありますので、先に参拝や授与所の用事を済ませてから戻ってくるとスムーズです。
早朝や夕方など、光の加減によって神社の雰囲気がガラリと変わるのも魅力のひとつです。
特に冬場には、境内の一部がライトアップされて幻想的な空間が広がる時間帯もあり、写真好きな方にはたまらない風景です。
また、売店や食事処も午前中から順に営業を始めます。
温かい飲み物や軽食をとりながら、秩父の山々を一望できるベンチでひと休みするのも良いひとときです。
体力に余裕があれば、遥拝殿まで足を伸ばしてみるのもおすすめです。
ここからは、運が良ければ雲海やご来光を見ることができ、山のスケールの大きさを改めて感じることができます。
御神木の間を歩き、霊気を感じ、日常を離れて自然と一体になる時間。
それは、ただお守りを授かる以上に、三峯神社という場所そのものが与えてくれる癒しの体験です。
時間に追われることなく、心の赴くままに歩いてみてください。
山の静寂と神域の気配が、きっとあなたの内側を満たしてくれるはずです。
三峯神社の縁結び
三峯神社って、「氣」のお守りが有名ですが、実は“縁結び”のご利益もひそかに知られているんです。
正直、初めて訪れたときは「狼の神様ってカッコいいな〜」くらいの気持ちだったんですが、参拝後に出会いがあった、パートナーと関係が深まった…なんて話を耳にすることが増えて、ちょっと気になって調べてみました。
この神社のご祭神は「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」。
日本神話では夫婦の神様として有名ですよね。
それを知ったとき、「ああ、なるほど」と妙に納得。
縁結び=恋愛だけじゃなく、夫婦や家族、人間関係全般の“良縁”を願う神社なんだと実感しました。
ちなみに僕が訪れたのは真冬の朝。
雪が残る参道を歩いていると、カップルやご夫婦らしき参拝者がちらほら。
みなさん、静かに手を合わせている姿が印象的でした。
派手な“縁結び祈願!”という感じではなくて、もっと静かで落ち着いた「心のご縁を整える場所」っていう雰囲気でしたね。
社務所では縁結びのお守りも授与されていて、デザインはシンプルだけど気品があって、思わず手に取りたくなる感じ。
個人的には「狼=守り神」と「夫婦神」という組み合わせに、守られてる感があるのも魅力だなと感じました。
恋愛に限らず、「大切な人との関係を大事にしたい」「これからの縁を整えたい」って思うときに訪れるのにぴったりな場所かもしれません。
もちろん一人でもしっかり満たされる空気感なので、“ひとり縁結び”にもおすすめです。


遥拝殿から秩父の絶景を

三峯神社を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしいのが「遥拝殿(ようはいでん)」です。
本殿から少し坂を上がった場所にあって、観光ガイドではあまり大きく取り上げられていないものの、ここからの景色が本当に見事なんです。
初めて訪れたとき、まさに「隠れ絶景スポットを見つけた!」という気分でした。
眼下には秩父の山々が幾重にも重なり、天気が良ければ遠くまで見渡せます。
訪れたのは1月の早朝で、空気がピーンと張りつめていて、まさに“山の朝”という感じ。
気温は氷点下でしたが、その寒さを忘れるくらい、雄大な景色に見入ってしまいました。
霧がかった朝や、日差しが差し込む瞬間には、まるで山全体が光に包まれるような神秘的な時間が流れます。
もし運がよければ、雲海やご来光にも出会えるかもしれません。
実際、僕が見かけたご夫婦は、毎月のようにここに通って雲海を狙っているとのこと。
まるでご褒美のような光景を静かに見つめていて、その姿にも感動してしまいました。
場所は神社の本殿から徒歩5分ほど。
坂道は少し急ですが、整備されていて歩きやすく、運動が苦手な方でもゆっくり行けば問題ありません。
注意点としては、冬場は足元が凍っていることもあるので、滑り止め付きの靴やトレッキングシューズがあると安心です。
人が少ない時間帯に行くと、遥拝殿の静けさと山の気配だけがそこにあって、自分の内側まで整っていくような不思議な感覚を味わえます。
三峯神社の“氣”を感じるには、本殿だけでなく、この遥拝殿でのひとときが大切なんだと、体験してみて心から思いました。
ここに立って深呼吸をすると、それだけで旅に来てよかったと実感できる場所です。
宿泊と温泉
三峯神社を訪れるなら、日帰りだけじゃもったいない。
個人的には、周辺に1泊して温泉にゆっくり浸かるのが断然おすすめです。
実際、僕が初めて参拝したときも、夜のうちに現地に入って車中泊をしたあと、近隣の温泉施設でしっかり体を癒しました。
特に冬の参拝は冷え込みが厳しいので、温泉のありがたみを全身で実感できます。
三峯神社の敷地内にも、以前は「興雲閣(こううんかく)」という宿泊施設があり、日帰り入浴も可能でした。
ただ、現在は運営が休止中(※2025年時点)となっていて、再開の予定は明示されていません。
そのため、宿泊を考える場合は、三峯神社から車で30分〜1時間圏内のエリアが現実的な選択肢になります。
おすすめのエリアは秩父市街や大滝温泉エリア。
特に大滝温泉「遊湯館」は、天然温泉かけ流しで、地元の方にも長年愛されている施設です。
露天風呂からは川のせせらぎが聞こえ、山の空気と相まって、まさに“整う”感覚が味わえます。
食事付きの宿泊プランなら、秩父名物の味噌豚丼や、地元野菜を使った郷土料理が楽しめるのもポイント。
最近はおしゃれなゲストハウスやグランピング施設も増えていて、旅のスタイルに合わせて選べるのも魅力です。
参拝のあとに温泉でゆっくり体をほぐすことで、旅の余韻がぐっと深くなるんですよね。
日常から離れて心と体をリセットしたいなら、宿泊と温泉のセットは本当におすすめです。
神社という“精神の場所”で得たものを、温泉という“身体の癒し”でじんわりと味わう。
そんな旅のリズムが、このエリアにはちゃんと用意されています。
三峯神社で車中泊してわかった、効率よく参拝するためのポイントまとめ
三峯神社での車中泊と早朝参拝を体験して感じたのは、「計画と準備が参拝成功のカギになる」ということでした。
自然豊かな場所だからこそ、アクセスや時間配分、寒さ対策など、普段の旅とは違う視点が求められます。
僕自身、初めてのときはわからないことだらけで、試行錯誤しながらたどり着いた感じでしたが、今振り返ると「この順番で動けばよかった」と思えるポイントがいくつかあります。
たとえば、夕方には現地入りして駐車場の確保を優先すること。
夜間は食料や燃料の確保が難しくなるので、手前の市街地で早めに準備しておくと安心です。
冬はとにかく寒いので、寝袋や防寒グッズは想像以上に重要。
整理券配布があった頃はさらに時間との勝負でしたが、今は白い氣守の頒布が休止されているので、そこまでの混雑はありません。
それでも、朝の空気の清らかさや、静けさの中での参拝体験は、特別なものがあります。
景色も空気も心も整う――そんな時間を求めて、多くの人がこの場所を目指す理由がよくわかりました。
これから訪れる方が、自分らしいペースで、でもちょっとだけ効率よく、安全に、そして気持ちよく参拝できるように。
そんな思いを込めてこの記事を書きました。
旅のスタイルは人それぞれですが、何かひとつでも「これ、助かった」と思ってもらえたらうれしいです。
コメント
私も2月1日に行きました(*^^*)
その日は俳優の井浦新さんもスマイルすきっぷのロケで来ていましたよ♪
やはり白い気守りを貰いに来たそうです!
午後3時くらいに着くように行ったので、駐車場渋滞が30分&整理券はすぐ貰え、参拝の列も5分ほど、白い気守りの受け取りも5分でトータル1時間半ほどでした。
やはり深夜から行くとけっこうな時間がかかるのですね。
また夕方着で行こうかと思っていたら、頒布が中止とのこと…仕方ないですね(;_;)
近隣の皆さんは、毎月1日が怖いとおっしゃっていましたから…
みみこ様
コメントありがとうございます!同じ日に行っていたんですね^^
頒布中止のお知らせは残念ですね。。
三峯神社は素晴らしかったので、私もまた行こうと思っています!