飴まるです!
みんさんはムエタイとキックボクシングの違いってご存知でしょうか?
とてもよく似た競技なのでキックボクシングをタイ語で「ムエタイ」の認識されている方もいるかもしれません。
今回はムエタイとキックボクシングの異なる部分と競技を感染する際の楽しみ方をご紹介したいと思います。
目次
ムエタイとキックボクシングってどう違うの?
最初にそれぞれの歴史について少し触れていみたいと思います。
ムエタイの歴史
ムエタイは400年以上の歴史があると言われており、元々は領土拡大の戦のための格闘技として進化してきました。
タイ国では学校教育にも取り入れられ、タイ国ないのお祭りでもムエタイの試合が行われるほどです。ムエタイはタイの国技でもあります。
世界的にはタイ式ボクシングと呼ばれることもあります。キックボクシングはムエタイの日本語名称ではありません。
キックボクシングの歴史
キックボクシングは日本発祥の格闘技になり、ムエタイに対抗すべく1960年代にボクシングのプロモーターであった野口修氏が考案しました。
空手やボクシングの要素を取り入れた、新しい形の立ち技格闘技を作り出したのです。
・ムエタイは400年以上の歴史があり、タイの国技
・キックボクシングはムエタイに対抗するべく、日本で生まれた競技
現代におけるムエタイとキックボクシングの関係
ご存知の通り現在ではKー1やRIZINなどの大きな格闘技イベントが賑わっており、様々なジャンルの格闘家が同じリングに集まり各競技のプライドをかけて戦っています。
ムエタイとキックボクシングも同様でタイ国よりムエタイ選手が参戦し日本のキックボクシングの選手と試合をしています。
ムエタイキックボクシングだけに限らず異種格闘同士が共存していると言っても良いでしょう。
また、練習環境としても日本にある格闘技ジムでは「キックボクシング ムエタイ」と看板を掲げているところもあり、これはお互いの良さを取り入れて成長していく姿勢であるのでしょう。
競技同士が対立するのではなく、お互いをリスペクトし格闘技を盛り上げているのが現状ではないでしょうか。
先ほど述べた異種格闘技が集まる様なイベントが増えたことにより、選手も「キックボクシングの選手」というよりもキックボクシングをベースとした格闘家というニュアンスでリングに立つ人も多くなりました。
ムエタイとキックボクシングはどちらが強いのか?
これから、格闘技を始めようとしている方からよく聞かれることではあります。
これは愚問ですw
習うならば強い格闘技を習いたい。この気持ちは理解できます。
ムエタイも立ち技最強の格闘技として度々紹介されますが、果たしてムエタイの選手が常に勝っているでしょうか?
格闘技はあなた自身がやるものですので、競技の強さを気にするよりは、あなた自身を鍛えて強くなりましょう。
柔道の選手だって総合格闘技のリングでムエタイやキックボクシングの選手に勝つことができます。もちろん柔道技ではなく、パンチやキックでです!
また、先ほど書きましたが、ムエタイとキックボクシングに関してはその似た性質から、ジムによっはほぼ同時に学ぶことができるでしょう。
競技にこだわるのであれば、専門のジムに行くことをお勧めしますし、ムエタイであればムエタイ留学だって可能です。
それぞれの特徴
ムエタイとキックボクシングのそれぞれん特徴を紹介します。これは観戦の時の見どころにもなりますので、参考にしてください。
ムエタイの特徴
ムエタイの特徴は強力なキックとボディをえぐる様な膝蹴りが特徴であり、魅力の技です。
K-1の試合でタイ人選手を見てわかるかと思いますが、パンチで勝負するよりも、しなやかで強力なキックと鋭い膝蹴りを多用する選手が多いです。
また、相手の首に手を回し組みつく首相撲(クリンチ)というのがあり、この状態から鋭い膝蹴りがボディに飛んできます。
これだけだと技が少ない様に思えますが、この少ない武器を芸術的な強さで操るのです。
さすが、歴史ある競技だと思います。もちろんわざを多用することもありますが、特にキックと膝げ蹴りが素晴らしいところが特徴です。
ムエタイの試合展開の特徴
ミドルキックやハイキックの採点が高く、パンチの採点がありません。多くはキックの応酬となります。キックで相また、接近戦になり首相撲(クリンチ)を行い攻撃する試合展開になります。この様な試合展開からKO決着はあまり多くありません。
キックボクシングの特徴
対するキックボクシングはもともと空手やボクシングなど複数の技術を取り入れているため、技が多彩な面があります。私の印象ですが、ムエタイの選手に比べて一発KOで勝利する試合が多い様に思います。
ムエタイの場合はダメージを与えて勝利に結びつけると言ったイメージでしょうか。
キックボクシングの試合展開の特徴
キックボクシングの場合は選手によって技の得意不得意など含めスタイルがあり、試合展開は色々あります。キックボクシングの選手でもムエタイスタイルを貫く選手もいます。相手へのダメージが採点基準になるため、KOを狙う選手も多いですし、試合は盛り上がることが多いです。
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ムエタイとキックボクシングの大きな違い
とてもよく似た競技なのですが、試合内容を見れば違いがわかります。ムエタイとキックボクシングの大きな違いをまとめてみます。
ムエタイ・・・・・肘打ち、首相撲OK
キックボクシング・・・肘打ち、首相撲NG。また、キックボクシングは技の種類が豊富。
ルールや採点基準は?
ムエタイとキックボクシングは勝敗を決める競技であるので、当然ルールや採点というのがあります。
これらがあることによって選手の戦い方も変わってきますので、試合の内容も変わってくるわけです。
ムエタイとキックボクシングのルールの違いについては実はそれほど大きな差はありません。
しかし、肘打ちや膝蹴りの有無がよく議論されるところではあります。これらは攻撃を受けると非常に大きなダメージを受けるため、禁止されていることが多いです。
ムエタイなのか?キックボクシングなのか?ということよりも大会によってそのルールは異なってくるこが、多い様です。
必ずしも、ムエタイだから肘うちありなどと決めつけることはできない様です。
双方で大きく違うのはルールよりも採点基準になります。ムエタイはわざを美しく決めることと言った芸術性に重きを置いています。一方でキックボクシングは相手にダメージをどれだけ与えたかによります。
これらの違いは両選手の試合を見ているとよくわかります。
この両方をうまく持ち合わせているムエタイの選手はK-1などで優勝していますよね。
・ルールは大会により異なる
・大きな違いは採点基準
・ムエタイは技の美しさ、キックボクシングは相手へのダメージが採点基準
女性だってムエタイやキックボクシグを楽しめる!
近年は女性の格闘技界進出も目立っております。女子トーナメントなども盛んに行われ、安全を考慮した環境で格闘技を楽しめる様になっています。
試合に出ることを目標としなくてもダイエットやストレス発散目的で習っている方もたくさんあります。
もちろん専用のプログラムが組まれており、痛みなどのない練習もできます。トレーナーも女子トレーナーがたくさんいて始めやすい趣味の一つです。
日本の立ち技系イベントとジム検索
K-1
立ち技系の格闘技を国民的な人気競技に押し上げた団体といえばK-1です。様々な立ち技の格闘家がK-1のリングを目指し、切磋琢磨しています。大晦日のテレビ放映の人気イベントでも有名ですね。ここから多くのスターが生まれました。
RIZE
パンチ、キック、ヒザ蹴りのみの攻撃が有効な立技格闘技でムエタイやキックボクシングで許される首相撲など組みは全面禁止のイベント。最近、勢いが止まらない那須川天心などが戦うリング。
Krush
KO至上主義のファイターたちが見せる究極の壊し合いで男子8階級・女子1階級でチャンピオンを決める超破壊型打撃格闘技。年齢・キャリア・実績は一切関係なく選手が参戦。K-1 JAPANが母体。
他にも各キックボクシング団体のイベントなども数多くあります。以前は団体の枠を超えた戦いがなかなか実現せず、同階級では誰が一番強いか?など色々議論が交わされましたが、K-1をはじめとした団体の枠にとらわれないイベントが始まったことで、最強が誰なのか明らかになっていくことが増えていきました。
格闘技ジム検索
全国にはムエタイやキックボクシング、総合格闘技、ぶどうなど様々なジムや道場があります。
お近くのジムを探して初めてみてはいかがですか?体験レッスンが受けられるところもありますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?一見、同じ様に見える競技なのですが、その歴史やルール採点方法が異なるだけで試合の内容も変わってきます。
見どころとしては華麗な技を観たいのならムエタイ選手をスカッとする一発KOを期待するならキックボクシングの選手の試合を観るのがオススメです。
現在は団体や競技を超えたイベントが数多くありますので、一つのイベントで様々な試合が楽しめるのも良いところですね。